私の人生を決めてくれた恩師の訃報に心より哀悼の意を表します
私の高校時代は例に漏れず反故にして不良な行いが多かった。2年の時の担任であった先生は一見用務員風の目立たぬ人であった。寡黙にして一刀両断の物言いで何を話しても威厳があった。その所為か他の先生方のみならず教頭校長までもが一目置く学者肌の人であった。事実、高校教諭としての教鞭を終えては大学から数学者として招聘され、御年90才で他界されるまで研究を続けておられたようだ。
卒業に際し当時の担任から呼び出され、「先生に感謝すんだな。他の先生にも頭を下げてお前の成績に下駄を履かせるように頼んでくれた。」と諭され改心したのを憶えている。そんなことがあったものだから大学の4年間は「優」のならぶ成績を残した。年に一回、年賀状だけのやりとりであったが、何をか憶えておられて筆跡に愛情が感じられたり、近年は数学者としての研究に熱意が感じられるものだった。
数年前に賀状欠礼の書き込みがあってから、返信不要の賀状にて近況をお伝えしていたのですが、今年は不達返信になって戻ってきていた。
今日、訃報はがきが届き、こころから感謝と深く哀悼の意を表します
−本当にありがとうございました−
2019年02月04日
恩師の訃報に心より哀悼の意を
posted by ろばさん at 17:06| よもやま話