
いまや老年期に達し、今風にいえば「これから楽しみが待っている」のかもしれないが、それもひとりでいられるから出来ることかもしれない。蛭子さんの言っていることはひとつひとつ納得してしまいます。
以下 記事の抜粋
漫画家の蛭子能収さんが、いま、何度目かのブレーク中です。
テレビ番組では、ご当地グルメは無視して、好きなラーメンを注文。女性ゲストには「俳優辞めてバラエティー1本にしたら」と暴言。空気をかたくなに読まない芸風が、逆にファンを増やしています。
「友だちがいない」「グループは良くない」
一貫しているのは「群れない」という人生哲学です。還暦を過ぎても「友だちがいない」「グループは良くない」と公言します。絆の大切さや人脈づくり推しの風潮とは、正反対の道を歩いています。
昔から人が嫌がることはしないのがポリシーで誘いを断れなかった蛭子さん。「1対1の関係なら問題は起きないのに、複数の人間が絡んでくるといじめの対象が生まれてしまう」。
『用事がある』とやわらかく断る
今も月に1、2度は一人で競艇へ行くという蛭子さん。「気が合わなかったら『用事がある』とやわらかく断る術を身につけてください。うそをついてもいい。そうして少しずつ距離を遠くしていく。少なくとも自分からは絶対に連絡してはいけません」
(以上 記事からの抜粋 写真は原文とは無関係)
あさいちで「SNS中毒のママ友」への解決策のひとつとして蛭子さんが紹介された。一人で競輪だったか(あれってVIP席?)やってるところでインタビューに答えてた。群れる必要はないということだったと思うが。記事中の「絆の大切さや人脈づくり推しの風潮とは、正反対」は執筆者の勝手なレトリックです。蛭子さんは本当の友達なら頻繁に連絡を取り合わなくてもわかるし、軽い乗りでかわす会話でしか成立しない関係は友達じゃないから、はっきり(嘘でもかまわないので理由をつけて)断った方がよいという意味で、絆や人とのコミュニケーションを無視しているのではないと思う。こうやってメディアは自分都合のキャラを人に植え付けていく典型的な文章だと思った。
空気読めないっていうけど、空気読んで、嫌な空気に惑わされないだけじゃないでしょうか。バラエティで空気読んで蛭子さんを笑いものにしている出演者は空気じゃなくってやらせ台本通りでしょ。蛭子さんの空気読めないのは「空気」じゃなくて、お笑い芸人が平気でやってる「やらせ台本」が読めないということでは・・・。地が正直者で想定外のことにはパニックになる、蛭子さんらしいリアクションですよね。人気なのは。私も嫌いじゃない個性です。
そう思います。